2006年11月14日 (火)

虐められても、人を呪わば穴二つ-竹熊先生、目を覚まして!

「サルまん」で漫画史にその名を刻んだ、人気作家の竹熊健太郎先生が、イジメを受けて取り乱しています。

>犯人の名と似顔絵を募集!(たけくまメモ)

事の起こりは、竹熊先生が大切にしていた自転車の前輪が盗まれたことです。
わざわざ前輪だけ盗んでいるので、いたずらというか、嫌がらせであることは間違いありません。
ま、小学生が上履きを隠すのと似てますので、一種のイジメですね。

んで、竹熊先生は、この犯人を呪い(本当)、あげくに

昨日、俺の流星号の前輪だけ盗みやがった大馬鹿糞タワケの名前と似顔絵を募集します。

とりあえず、コメント欄に「痰壺五郎」とか、名前だけでもいいです。イラストは鉛筆ラフでも結構ですので、添付メールで俺のメアドまでふるってご応募ください。優秀作品は、今後未来永劫自転車イタズラ犯の名前や顔に決定するとともに、ことあるごとにブログに登場させて、みんなでバカにしたいと思います。

ボクも昔、スクーターを盗まれて、ボロボロになってから見つかったことがあります。
そのときは、盗まれたことはもちろん、自分のものが粗末に扱われたことに、腹が立ち、悲しくなりましたので、竹熊先生の憤る気持ちはよくわかります。

とはいえ、このような次元の低い反応は、犯人を喜ばしこそすれ……

少なくとも、犯人は、呪われようと、あだ名をつけられようと、恐れおののくことはありません。

ここは、毅然と、爽やかにされた方が……

この問題って、流行のイジメ自殺にも通じるような気がします。
自殺する人は、もちろん、現状が辛いからですが、心の片隅に、自分が死ぬことで、虐めた相手に嫌な思いをさせようという、呪いにも似た相手への復讐心があるような気がします。

だけど、その呪いは無意味でしょう。

結局、人を憎むことで、自分自身が相手と同じ低次元の世界に降りてしまっている以上、次元の低い相手を喜ばす結果にしかならないのです。

それとね。
今回、竹熊先生が盗まれた自転車は、メーカーさんが宣伝用に先生にプレゼントしたものですから。
タイヤくらい、お願いすればもう一つもらえるだろうし、あまり陰気なことをやっていると、メーカーさんに迷惑になると思うのですよ。

私は、竹熊先生の普段の言動からは、先生は、本質的には、もっと程度の高い人だと思っていますので、早く本来の先生に戻って、爽やかで楽しいネタを読ませてもらいたいと思います。

◆今日も読んでくれてありがとう

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2006年8月15日 (火)

「ドラえもん」"だから"ダメなんでしょ?-中国のアニメ鎖国

中国がゴールデンタイムに外国製アニメの放映を禁止したそうです。

>「ドラえもん」もダメ…日本のアニメの放映禁止に(ZAKZAK)

中国政府は13日までに、日本など海外のアニメ番組をゴールデンタイムに放映することを9月1日から禁止する方針を決定し、全国のテレビ局に通知した。中国紙、北京青年報が13日に報じた。

中国では日本のアニメ番組が圧倒的に人気を集めており「日本文化に若者が感化されてしまう」(国内ウェブサイト書き込み)と警戒感を示す声が高まっている。今回の措置はこうした懸念に応えるとともに、自国の「貧弱」(同紙)なアニメ産業を保護育成する狙いがあるとみられる。

ま、狙いは日本製アニメの締め出しということですね。
確かに、「日本文化に若者が感化されてしまう」のは危険です。

中国人が、こぞって「萌えぇ」とか言い出したら……
((((((;゚Д゚)))))) ガクガクブルブル

ええ、国が滅びますよ!(`・ω・´)つ

しかし、このニュースのリードが『「ドラえもん」もダメ』っていうのは……

う~ん、ドラえもん"だから"ダメなんでしょ?
だって、ドラえもんって、日本文化そのものですから……

確かに、「セーラームーン(古っ!)」とか「二人はプリキュア」のような、子供向けアニメの皮を被った成人アニメも危険です!

現にイタリアでは、「セーラームーン」が大ヒットして経済が壊滅してますし……

一方、フランスでは『キン肉マン』とか『北斗の拳』(仏題:ケン・シュルビバン)が問題視されているようです。
ま、表現が残虐だということで……
んで、人気は『聖闘士星矢』(仏題:シュバリエ・ド・ゾーディアック)だって……

しかし、イタリアの男の子は『セーラームーン』に夢中で、フランスは『キン肉マン』ですか……

イタリアが『セーラームーン』っていうのは分かりますよ。
アイツら女好きやし……

でも、フランスで『キン肉マン』?
フランス代表の超人って誰?

ああ、タイルマンっていうのがいたか、ベンキマンにアリダンゴにされて流された……

って、ホントにオマエら『キン肉マン』好きなの?

でも、この手のアニメ批判って、あまりアメリカでは聞かない印象がありますね。

ま、アメリカは、ハリウッドを中心に映画や実写ドラマが強いので、気にならないのでしょう。

確かに、『ロズウェル』のファーストシーズンあたりは面白かったしなぁ~
セカンドシーズン以降、というか、主人公とヒロインがこじれてからは、面白くなかったけど……

って、オレも古いね

◆今日も読んでくれてありがとう

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2006年7月31日 (月)

ミヤダイ先生のオタク叩き-ホントに叩くとは……

妙に本田透氏を意識しているミヤダイ先生が、オタクは殴って矯正しろ(?)と体罰を奨励……ええんか?

>「今、オタクさんに必要なのは体罰としごき…なのだ!?」の巻

どうも、よく見えないのですが、ミヤダイ先生はエンコー少女を味方につけながらオタクを叩きたいようです。

若い女のコは今も昔もロマンティックでしょ。「なんかわかんないけどセックスばっかり」って大きな期待はずれだったんだよね。

本田透は「生身の女のコとの関係に実りがないから、自分たちは萌えに走った」って言ってるけど、先に「実りがない」と自覚したのは女のコのほうだったわけ。

これって、女のコを擁護しているようで、実のところ、どっちも不毛としか思えません。

で、不毛な若者の時代を、ありのままに受け入れるのがミヤダイ先生かと思えば……

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2006年5月30日 (火)

ミヤダイ先生、本田透を語る-ボクらは誰にも出会えない

昔、小林よしのりと論争を繰り広げ「オレはハイソになったので、漫画家ぶぜいと議論するような不毛なことはやらねぇよ」(意訳)と言って、偉くなってしまった宮台真司先生が、本田透さんの「電波男」をネタにオタク論を論じています。

>「援交少女3世代に男のコたちはガクブルなのだ」の巻

まあ、実際の内容はオタク論というよりは、ブルセラ世代交代論ですが……

で、本田透さんに関係あるのは、このへん……

> ミ:え?と…前回のお話だと、今どきの女のコたちは本田透さん
>   が言うように恋愛資本主義に毒されてるんじゃなくて、男の
>   コたちとのコミュニケーションに満足ができないから、しか
>   たなくお金やルックスに走ってるっていうことでしたよね。
>   本当はロマンチックなのに、実利的なふりをしてるんだって。
>   どうして本田さんはそれを恋愛資本主義だって勘違いしちゃ
>   ったのかなぁ?

残念ながら、ブログからは「前回」の内容が読めなかったので、「今どきの女のコ」が、どう「コミュニケーションに満足ができない」のか?
また、その結果、どんな風に「お金やルックスに走ってる」かということが分からないので、私の勘違いかもしれませんが、どうも宮台先生は、本田理論を読み誤っているようなのです。

宮台先生は、本田透さんが「恋愛資本主義(*1)」の名の下に、女性を断罪する理由として、ルサンチマンがあると見ているようです。

> 宮:男のコたちは、同世代の可愛いコが自分の手の届かない存在
>   だということを、自分自身に納得させるために、「ケッ、金
>   で釣られやがって」と自己合理化するようになったんだ。違
>   うのに。

違うのに。

本田透さんが「二次元へ逝こう」と言っている背景に、ルサンチマンが無いとはボクも思いません。

でも、本田透さんが言っている「恋愛資本主義」というのは、女性が男性とのコミュニケーションに絶望して、お金でコミュニケーションを買っている現象自体を意味しているのです。

つまり、女性が、ホスト(等のイケメン)から、自分の理想とするコミュニケーションを束の間の幻想として金で買う、その原資は、援交を含めた風俗ビジネスにより、男(ブサメン)から巻き上げる。

このように人と人との「恋愛」が金銭を媒介にしてのみ成立する社会の到来を「恋愛資本主義」と呼んでいるのです。

だから、援交少女が、心の中では孤独だろうが、暖かいコミュニケーションを求めていようが、そんなことは関係ないのです。

そして、ここからが教祖本田の本領発揮なのですが、彼は、そんな孤独な援交少女と、同じく孤独なオタク少年は、結局、どうあれ「わかりあえない」と見抜くのです。

確かに、二人とも孤独ではあるけども、決して「出会う」ことはないのです。

それはあたかも、TM NETWORKさんが『Human System』で歌ったように……

♪『少女は泣きながら目を覚ました ひとりぼっちで
♪鏡に話しかけてる同じ毎日 同じ白い顔
♪少年はポケットにナイフしのばせて くちびるかみしめる
♪汚れたシャツのえりもと いつもの朝といつものいらだち
♪出会えない ふたりのrelation
♪街角で今 すれ違ってゆく
♪捜してる 互いのaffection
♪めぐり会えたら 何かが変わるのに
(作詞:小室みつ子 作曲:小室哲哉)

ほとんど多くの人間は、そんな孤独受け入れて、相応の社会性を身につけて、ケコーンもすれば、浮気もしながら、楽しく生きていくのでしょう。

しかし、オタクという生き物は、魂の純粋性を追い求めるあまり、最も純粋な精神世界である「二次元」へと旅立っていくのです。

なるほど、援交少女の孤独を理解し受け止める努力も、自分がイケメンとなる努力も放棄している点では、怠惰と非難されるかもしれない。
しかし、そんな努力をしなくても、二次元に理想の少女がいるなら、彼らを止める手段はないでしょう。

たとえ宮台真司に嘲笑されたとしても……

◆今日も読んでくれてありがとう

■参考文献(Amazon)
 ・『電波男』本田透(著)

■参考CD(Amazon)
 ・『humansystem』TM NETWORK

(以下注釈)

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