Japan Information Network Business Newsで、日本を「脱出」したMAC村上のインタビューを載せています。
(以下引用は、JIN-BN 2006/5/30「村上ファンド 日本脱出の真相語る」)
まあ、「脱出」という言葉に、日本は沈みゆくタイタニックのようなものだ、というニュアンスを込めているのでしょう。
で、MAC村上の捨てぜりふは
> 「日本では金儲けは悪いことのように言われる。企業家や投資家
> が住むところではないと思った」
あっそ
トヨタが1兆円の利益を出している事に、日本中が驚嘆の声を上げ、企業がこぞって、トヨタ式生産方式を真似ているという事実は無視するわけですね。
さて、インタビュアーは、この捨てぜりふを下記のように解説します。
> つまり、日本に愛想を尽かしたのだ。無能な経営者が企業を私物
> 化し、投資家も文句は言わない、親しい会社同士が株を持ちあい
> して、外部からの批判を封じる。緊張感のない経営体質を株主と
> して鋭く批判すると、あたかも銭の亡者のような非難を浴びる。
> 日本は資本主義ではない、世界規模で起きている競争に勝てるわ
> けはない。こんな日本で自分の子供を育てる気にはなれない、と
> いうのである。
インタビューにかこつけて、言いたい放題ですが……(^_^;
経営者が無能かどうか、なんで一般論で語れるのでしょうか?
だって、投資家は満足しているから「文句」を言わないのでしょう?
んで、「日本は資本主義ではない」って、別に資本主義じゃなくてもいいじゃん(*1)。
「世界規模で起きている競争に勝てるわけはない」というのも、グローバル主義者の常套句なんですが、日本企業で、世界規模での競争に勝っている会社は存在しないのでしょうか?
グローバル主義者の、いつもの手は、「資本主義は、かくあるべし」と自分の価値観を「資本主義」の名の下に押しつけ、それが受け入れられないと「グローバル競争に勝てないぞ」と不安を煽るのです。
でも、グローバル主義の正体は、結局、日本社会にとけ込めない人のルサンチマンなんですよね。
彼らのホンネは、こういうところに垣間見えます。
> 今の国会で証取法が改正され、新たに出来る金融商品取引法では、
> 村上のファンドは当局の管理下に置かれる可能性が高い。つまり
> 当局にビジネスの中身を覗かれる心配が出てきた。
> 悪いことをしていなければ、覗かれても問題がないはず、という
> のはこの手のビジネスに疎い者の考えで、巨額の資金は当局に知
> られることは好まない。どんな顧客がいて、何に運用されている
> のか、は秘密である。
> とりわけ国税当局の目に晒されるのは都合が悪い。多くの顧客が
> 節税に関心があるからだ。
いや、あの、村上サン、正直すぎ……
別に「この手のビジネスに疎い者」でなくても、自分のカバンの中を覗かれるのは、楽しくありません。
でも、日本の法律では、街中で挙動不審なことをしていれば、警察に職務質問を受けます。
カバンに爆弾やサリンが入っていたら、大問題だからです。
要は、村上サンは、カバンにやばい物入れてます、と言っているようなものなのです。
で、それは節税と脱税のグレーゾーンにあります、と……
で、記事では、当局に疑いをもたれると「臆病なカネ」は、逃げ出す、と村上サンを見限った人たちを「臆病」と言ってのけるわけです。
「慎重」の間違いじゃないの?
村上サンは、会社をシンガポールに移しても、日本で荒稼ぎすると言っているようだけど、もはや、負け犬の遠吠えに聞こえます。
> 自分を受け入れない日本には税金を払いたくない。それが村上流
> の「さらばニッポン」なのかも知れない。
な~んて、書いてるけど、日本で利益を上げたら、日本で税金を取るのは当然なんだから……
ま、MAC村上がシンガポールで、ファンド世界一になれるか?生暖かく見守りたいと思います。
◆今日も読んでくれてありがとう
*1 とかくと、「社会主義が良いのか!?北朝鮮が理想か!?」と言い出す輩がいるので、言っておくけど、資本主義以外には社会主義しかない訳じゃないから……
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