2006年4月19日 (水)

メディアリテラシー入門:企業マンセー記事を読む

大好きなインプレスウォッチを見ていると、こんな記事が!

>エプソンが純正インクにこだわる理由
>~インクカートリッジリサイクル工場見学記付

まあ、簡単に言えば、海賊版インクカートリッジのせいで利益が奪われているエプソンが、メディアを通じて、純正カートリッジのイメージアップをしているわけです。

エプソンのようなプリンタメーカーが、どれくらい海賊版を目の仇にしているかというと、海賊版メーカーに訴訟を挑んでいるくらいです。

それもそのはず、インクジェットプリンターは、昔、ゼロックスが生み出した、本体は安くばらまいて、インクやトナーといったサプライ品で稼ぐという事業構造(ビジネスモデル)を採用しています。
言ってみれば、赤字でプリンターを配って、インクで稼ごうと思っていたら、その稼ぎを海賊版メーカーに奪われるんですから、堪ったものではありません。

まあ、エプソンの気持ちはよく分かりますし、ボクも、いろいろ面倒だから、純正インクを使っています。

でも、この記事は???

> このように、エプソンは、最後のリサイクルの部分まで、徹底し
> た体制を確立している。環境に配慮した体制が整っているのだ。
> ここにも同社が純正インクカートリッジを強く推奨する理由があ
> るといえよう。

え~と、環境に配慮した海賊版があれば、そっちを使った方が良いの?

ライターさんは、エプソンはお金儲けではなくて、世のため人のために純正インクカートリッジを勧めているとでも言いたいみたいだけど、それはウソだからなぁ~

エプソンは、カートリッジでお金儲けしたいから、わざわざライターさんを招待して工場を見せているわけです。

ま、ちゃんと
> エプソンが追求した高画質、耐候性は、純正インクでのみ実現するというのが
> 同社の主張なのである。
> 同社が非純正インクの排除に力を注ぐ理由の1つはここにあるといえよう。

とは言ってますが……

ただ、本当にジャーナリストなら、海賊版の品質もチェックして……あ、テクニカルライターはジャーナリストじゃありませんね。

◆今日も読んでくれてありがとうございます。

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2006年4月12日 (水)

グーグルの言論統制-ボクはインターネットの神になる!

最近、よく聞かれるサーチエンジンの横暴ですが……

>グーグルから消されたサイト――サーチエンジン対策の行き過ぎに注意

記事は、SEO対策をやりすぎたら、グーグルに悪意のあるサイトと見なされますよ、という話しです。

でも、グーグルが中国に進出するために、よろこんで(?)中国の言論統制に従っている話を聞いたりすると、グーグルって、結構「えげつない」なという印象を受けます。

梅田氏の「ウェブ進化論」の中でも、グーグルに勤める友人が「(グーグルは)世界政府の代理人」だと言っている下りがあり、かなり怖い印象を受けます。

「世界政府」って、カントの言い方だけど、ヘーゲル流に言えば「世界理性=神」ですから……

グーグルは神の代理人か……

もはや、サーチエンジンを一企業の所有物にする段階ではないかもしれませんね。

◆今日も読んでくれてありがとう!

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書評:ウェブ進化論-形を変えたマルクス主義

Websinka書名:ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
著者:梅田 望夫
出版社:ちくま新書
ISBN:4480062858
価格:740円(税抜き)

いまさら「ウェブ進化論」もないだろう、と思うのですが、知人のベンチャー起業家に勧められて、読んでみました。
読んだ感想として、案の定、中身がないというか……
それ以上に「なんじゃこりゃ!」でした。

言っていることは「Web2.0時代は、これまでと違うぞ」「どう違うかというと、ロングテールのおかげで、"総表現社会"が実現するぞ」「その中でGoogleの果たす役割は神のごとしだ!」という感じ……

随所に「神の視点」とか「世界政府」とか、ああ、ヒッピーかぶれだな、という表現が見えてウンザリです。

ロングテールの肝は、ロボット検索によって、ポータルにリンクされていない弱小サイトにも人が訪れるかも知れない、というものです。
ロボット検索の他にも、RSSとか、トラックバックとか、ポータル依存しないリンクを作れることが背景ですね。

でもね、ロボット検索で上位に来るためには、どれほど資金や労力が必要か……

まあ、本の内容の真否はどうでもいいのです。

ボクが、興味があるのは、この空虚な本が、なんで売れるのか?という点です。

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2006年4月10日 (月)

Windowsって案外高性能?

AppleのインテルMac上で、WindowsXPが動くので、Mac系ライターがWindowsとMacOSの性能比較をしました。

>ショック……Boot Campで分かった「Windows XP vs Mac OS X」対決の衝撃的な結末とは?

どうも結果は、同じソフトだとWindowsXPの方がMacOSより早く動くようです。

なるほど……

MacがWindowsより先進的というのは神話なのかもしれません。
市場は公平に性能からWindowsを選んでいたと……

まあ、OSの性能は厳密には分からないところもあるので、なんとも言えませんけどね。

◆今日も読んでくれてありがとう!

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2006年4月 7日 (金)

もうみんなMacは悪いヤツですよ!

みんな!
カクイイMacを使っているか~い!

え?
会社でWindowsマシンを使っているからMacは使えない?

大丈夫!
ジョブスは、ボクら哀れなWindowsユーザーの味方だよ!

>もうみんなMacを買えばいいと思う
>――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した

アップルが、インテルMacを発売しました。
もともとは、PowerPCの性能向上が遅いので、という理由でしたが、どうも違うぞ……

アップルは、メーカー純正のデュアルブートを用意しました。
デュアルブートっていうのは、複数のOSを1台のマシンで使い分ける仕組みです。

普通に考えれば、Appleとしては、Macを買った人にはMacを使って欲しいはず。
それを、あえてWindowsも動くようにしているのです。

なんのためか?
それはWindowsを、この宇宙から消滅させるためです。

いま、Windowsは新製品であるVistaが、どうにも完成せずに四苦八苦しています。
つまり、Windowsは技術革新が止まっているのです。

実のところビジネスって、技術革新の止まった世界では、そんなに利益を生まないんですね。

これまでIntelとマイクロソフトが技術革新をリードしてきたPC業界ですが、Intelもマイクロソフトも息切れのようです。

こうなると、次々と新しいことを仕掛けるAppleに消費者は釣られて行きます。
最初は、会社のPCと自分の好みの妥協で、デュアル・ブートを使っていたユーザーも、Macに触れることで、Macに慣れ、会社でもMacを使いたいと言い出すのでしょう。
その声に押されて、企業も渋々Macを会社の業務端末に採用して……

まあ、WindowsPCは、徐々にジョブスに乗っ取られて行くのでしょうね。

そして、完全にアップルが勝ちを収めると、ジョブスは態度を豹変させて、Macを値上げし、Windowsが使えないMacにしてしまうのですよ。

おのれ!ヒッピー!どこまでも腹黒い!!

でも、まあカクイイMacならいいかぁ~(って、騙されているよ)

◆今日も読んでくれてありがとう!
 みなさんの支えで頑張ってます!

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2006年3月14日 (火)

ビジネス用語:エコシステム

インテルの提唱する、水平分業のマーケット・モデル。プロセッサ、システム・ハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーション、サービスの各階層を分業/協業体制によって各ベンダで分担することでマーケットを拡大していこうというマーケット・モデル。

先日、社内の技術者さんの講演を聴きに行きました。
技術者さんは言います。
「インテルは、エコシステムを目指しています。エコシステムというのは、一つの技術をみんなで作って、みんなで儲けようと言う話です。当社もインテルと協力してエコシステムを実現しましょう!」

…………

え~と、あなたはいつからインテルの社員になったのでしょうか?

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2006年3月 3日 (金)

売れすぎて困る?-ニンテンドーDSの怪

ds 昨日発売のニンテンドーDSは、即日完売の売れ行きで、いよいよ普及に弾みがついてきた感じですね。

そんな中、不穏な記事を見つけました。

>「本体が売れすぎるから」,任天堂がDS向けソフトの発売を延期(TechOn!)

なんと、需要を冷ますために、あえてソフトの発売を延期か!
と思ったら……

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2006年3月 2日 (木)

カーナビと音楽-CDDBにデータ追加

clickradio この間、カーナビAVN075HDを買いました
最近のカーナビは、HDD搭載の利点を活かして、CD等から音楽を取り込む機能を持っています。
クルマにCDを持ち込んだり、オーディオのCDを入れ替える手間が省けて嬉しい機能ですね。

しかも、CDを取り込むとCDDBという楽曲データを利用して、アルバム名や曲のタイトル、アーティスト名で音楽を選曲できるようになるので、CDだけで音楽を聴くより便利になります。

実際、カーナビには1,000曲ほどの音楽が取り込めるので、この機能がないと、聴きたい曲が探せませんね。

この楽曲にタイトルを付ける機能は、iPodでもおなじみです。
ただ、iPodはインターネット接続したパソコンで楽曲情報を取り込むので、CDDBは最新のものをインターネット経由で利用できます。
ですから、ほとんどすべての市販CDのデータがそろっています。

でも、カーナビの場合は、自動車に積んでいるので、インターネット接続は簡単ではありません。

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2006年2月 5日 (日)

プロシューマー(Prosumer)

Producer(生産者) + Consumer(消費者)をあわせた造語。商品を自ら生み出す消費者を意味する。文明評論家アルビン・トフラーが「第三の波」で提示した概念。

最近、産業のサービス化というのが話題になっています。
従来のように、製品を生産して販売するビジネスでは、十分な利益が生めなくなったので、顧客の問題を解決するソリューション型のビジネスが必要だという話ですね。

ITの世界では、製品のコモディティ化、つまり、どのメーカの作るコンピュータも特徴が無い、というか、特徴を出せないという現象が起こっているので、利益のためには、製品以外の部分で差別化しないといけないと、ソリューションビジネスが大流行です。

まあ、この場合には、お客さんにITコンサルをするという話になります。

さて、プロシューマーですが、これも製品のコモディティ化によって生まれてきます。

産業が高度化すると、生産力が高まって、自分で工場を持っていなくても、思い通りの製品を生み出すことが出来るようになります。
ちょっと前には、ファブレスという、工場なしに設計と販売だけをするビジネスが流行りましたね。
このように、生産そのものが競争力を生まない時代が始まっているのです。
そして、コモディティ化した「生産」を消費者が直接利用するとき、プロシューマーになります。
自分のデザインしたセーターを縫製工場に作らせるといった感じで。

このプロシューマー現象、実は、資本主義そのものを破壊するムーブメントです。

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2005年11月21日 (月)

Web2.0の正体

先日Tim O'Reillyが、Web2.0のカンファレンスをしたことを受けて、にわかに、静かに、Web2.0が流行っています。
やっとこさ、Web2.0の本質が分かったので、ご紹介します。       

先日、同僚のエコノミストが「Web2.0はすごいですよ!」というので、「どうすごいのですか?」と尋ねたら、「Tim O'Reillyの論文を読んでください!」と言われました。

面倒くさいのでほっといたら、研究部門の研究者が、「西麻布さん!時代はWeb2.0ですよ!」というので、「どんな時代ですか?」と聞いたら、「Tim O'Reillyの論文を読んでください!」

……
オマエら本当に理解しているのか??

仕方ないので、論文を読みましたよ。CNET-Japanで……

なんでも、Web2.0には、7つの原則があるそうです。

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