« シムーン【アニメレビュー】 | トップページ | えんどろ~!【アニメレビュー】 »

2020年6月28日 (日)

バーナード嬢曰く。【アニメレビュー】

400_20200628183201

コロナ期間でお家タイムな中、この数か月は普段読まないような本を読んでました。

読みたいと思いながら後回しになっていた『ピーターパンとウェンディ』などの児童文学の名作や、ロリコンの語源になった『ロリータ』など・・・

特に、『ロリータ』は結構ギッチリと書かれた400ページ以上の大作で、まずもって登場人物に全く共感もできず、こんな時でないと一生読まなかったと思います。
ともかく、登場人物全員クズ、ヒロイン含めて全員クズ、というのは、ある意味、新鮮でした。


さて、今回のアニメレビューは、読書をテーマにしたアニメ『バーナード嬢曰く。』です。

『バーナード嬢曰く。』は16年10-12-月に放映された5分アニメ。原作は同名の漫画です。
通常のアニメは放送時間は30分程度、広告を除いて23分程度のフォーマットで作られています。5分アニメというのは、放送時間5分、実質3分程度、それも主題歌込みという短いものです。


内容は・・・


本を読むのが苦手だけど読書家ぶりたい女子高生「町田さわ子」を主人公に、SFマニアの女子高生「神林しおり」、図書委員でシャーロキアン(シャーロック・ホームズの大ファン)の「長谷川スミカ」、そして男子生徒の遠藤が織りなす「読書あるある」ギャグです。


タイトルの『バーナード嬢曰く。』というのは、主人公の町田さわ子が、自分のことをバーナード嬢と呼んでほしいと周囲に言っているが、誰も呼んでいないというところから来たタイトルです。
漫画原作では、当初、毎回、名著の名言を取り上げる内容だったので「曰く」となっていますが、アニメは最初から「読書あるある」に徹しています。


本作品の面白さは、何と言っても町田さわ子のグータラさです。
彼女の読書法は、

①あらすじを読んで展開が気になったので
②ネットで調べて、そのまま結末まで把握したのち、
③感想も含めて、いろいろ読み漁り、理解を深めて十分な読了感を得る

これを聞いた神林しおりは「それは、ただの読んでないだ!」と突っ込みます。

すまん。
俺もそんな読み方することあるよ。


とはいえ、町田さわ子が単にグータラなだけだと不快感も募るのですが、彼女の読書観は意外と純粋なところもあります。

彼女が好きな本は『さまぁ~ずの悲しいダジャレ』です。
とくに読んだからと言って自慢になるわけでもない、教養や知識が身につくでない本ですが、純粋に楽しみながら読んでいるのです。

それを見た神林しおりは「見栄とか関係なく、好きなものを好きと言えるのは素晴らしいな」と町田さわ子のことを認めるのです。

物語の終盤に向けて、この二人の友情の深まりが描かれていきます。
少しずつ読書そのものを楽しめるようになった町田さわ子の成長や、カフェで雨宿りしながらの読書の風景など、読書好き憧れの情景も描かれ、なんだか自分も読書に没入したくなってきます。

私も手始めにピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』でも読んでみようと思います。


 

« シムーン【アニメレビュー】 | トップページ | えんどろ~!【アニメレビュー】 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

最近のコメント

最近のトラックバック

2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ