« 読書メモ】世界史序説(ちくま新書) [岡本 隆司(著)] | トップページ | 【読書メモ】日本の税金 第3版(岩波新書) ["三木義一(著)] »

2018年12月13日 (木)

【読書メモ】ほんとうの憲法: 戦後日本憲法学批判(ちくま新書) [篠田 英朗(著)]

◆戦後憲法論の不毛が見える◆

Photo

憲法における、特に9条の解釈を、憲法学的な文理解釈ではなく、国際法(条約)や既存の各国法制、特に英米法との関係から見つめ直そうという内容。

軍学者の兵藤八十八氏が、加憲(9条の改正ではなく、3項で自衛隊明記で自衛隊を合憲化する憲法改正手法)の合理性が分かる本と紹介していたので読んでみた。

印象としては、安倍総理の改憲論の理論的背景はこの人なんだな、ということ。

現状の国際法では自衛以外の戦闘行為は認められておらず、
日本国憲法は、国際法を守らなかった大日本帝国に噛んで含めて国際法の遵守を求めたものに過ぎず、
9条で禁止する武力行使は、当然、自衛権の行使を含んでいないので自衛隊は当然合憲で、
集団的であれ個別的であれ自衛権に制約があるはずもない、

ということが明晰に描かれている。

戦後日本の防衛を巡る議論の不毛さが浮き彫りになる本。

« 読書メモ】世界史序説(ちくま新書) [岡本 隆司(著)] | トップページ | 【読書メモ】日本の税金 第3版(岩波新書) ["三木義一(著)] »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 読書メモ】世界史序説(ちくま新書) [岡本 隆司(著)] | トップページ | 【読書メモ】日本の税金 第3版(岩波新書) ["三木義一(著)] »

フォト

最近のコメント

最近のトラックバック

2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ