« 【読書メモ】マネタイズ戦略(ダイヤモンド社) [川上昌直(著)] | トップページ | 【読書メモ】公文書問題と日本の病理 (平凡社新書) [松岡資明(著)] »

2018年12月18日 (火)

【読書メモ】アンダー・プロトコル(徳間書店) [猫組長(著)]

◆石油ビジネスの実態が垣間見える◆

Photo

元山口組系組長の評論家"猫組長"の自伝的エッセイ。
猫組という組があったかどうかは知らない。

猫組長が投資会社を立ち上げ、成功と失敗を経験し、借金の形として自身のファイナンス知識を差し出し(要は経済ヤクザになったということ)、グレー投資の世界に入っていくという話。

クライマックスは、資源バブル時代に石油取引に乗り出していくところ。
全くコネもツテもない状況から、わらしべ長者のように、世界中の関係者をめぐり、石油取引を始めるところは、著者のバイタリティと行動力の面目躍如と言える。
流石に、ネタバレは悪いので、ここで具体的な話は書かないが、テロや国際政治がからみ個人が石油取引できる構図がわかり、新鮮だった。
(要は反政府運動を援助するために産油国が石油を掘っていない部族に帳簿上の石油の取引権限を与えて援助するしているとか)

ゲスい経済エピソードも多く、大手企業社長が愛人宅で急死したときに、愛人は社長の死が発表される前に株を売ったとか(インサイダー)、人のダークサイドのエピソードも面白い。

おそらく僕は、この経済圏に関わることも、著者と会うこともないだろうけど、著者の著作は読み続けるだろう。
自分が決してリアルに経験できないことを学べるのが読書の役割だから。

« 【読書メモ】マネタイズ戦略(ダイヤモンド社) [川上昌直(著)] | トップページ | 【読書メモ】公文書問題と日本の病理 (平凡社新書) [松岡資明(著)] »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【読書メモ】アンダー・プロトコル(徳間書店) [猫組長(著)]:

« 【読書メモ】マネタイズ戦略(ダイヤモンド社) [川上昌直(著)] | トップページ | 【読書メモ】公文書問題と日本の病理 (平凡社新書) [松岡資明(著)] »

フォト

最近のコメント

最近のトラックバック

2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ