« 【読書メモ】モビリティ2.0 「スマホ化する自動車」の未来を読み解く(日本経済新聞出版社) [深尾 三四郎(著)] | トップページ | 【読書メモ】中東大混迷を解く サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) [池内 恵(著)] »

2018年12月 4日 (火)

【読書メモ】チャイナ・イノベーションーーデータを制する者は世界を制する(日経BP社) [李 智慧(著)]

中国のプラットフォーマーを取り巻く状況が網羅的に整理されている。
「中国製造2025」と中国のイノベーションに対する米国の仕掛けた貿易戦争、BATなど大手プラットフォーマー、滴滴(ライドシェア)、フィンテックなどの動向がよく分かる。中国出身者が中国(都市部)の生活感覚で書いているので、日本人のレポートとは異なったリアリティがあるのが特徴。

企業事例とともに興味深かったのは、中国企業がUX(ユーザー体験)を非常に重視していること。
テンセントの馬化騰CEOはサービス(アプリ)の開発で、開発者に2000通を超えるメールを直接出し、文字の大きさや文字間隔まで支持したとのこと。
日本だとマイクロマネジメントと批判されそうだが、UXの重要性をCEOが理解しているという証拠とも言える。

UX経営の実現が日本企業の再生に有効かもしれない。

最後に、少し話は書籍の内容からずれるが、今年の夏、私は中国に行き滴滴のサービスも体験してみた。
滴滴はライドシェアといいつつも、ウーバーのような一般人が白タクをするものではなく、プロのタクシー会社と提携した、効率のいい配車システムという方がしっくりくる。
使っては見たが、結局、滴滴ではタクシーは来ず、流しのタクシーを拾うとボッタクリと、報道されているほど中国のタクシー事情も近代化されていない印象。

報道や書籍で学ぶことは当然大事だが、報道や書籍では、物事の一面しかわからない傾向があるので注意が必要。

« 【読書メモ】モビリティ2.0 「スマホ化する自動車」の未来を読み解く(日本経済新聞出版社) [深尾 三四郎(著)] | トップページ | 【読書メモ】中東大混迷を解く サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) [池内 恵(著)] »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

« 【読書メモ】モビリティ2.0 「スマホ化する自動車」の未来を読み解く(日本経済新聞出版社) [深尾 三四郎(著)] | トップページ | 【読書メモ】中東大混迷を解く サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) [池内 恵(著)] »

フォト

最近のコメント

最近のトラックバック

2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ