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2018年12月 3日 (月)

【読書メモ】モビリティ2.0 「スマホ化する自動車」の未来を読み解く(日本経済新聞出版社) [深尾 三四郎(著)]

自動車産業が製造業からエコシステムに変革しているという視点で、モビリティ業界の動きを俯瞰した本。

電池メーカーのCATLがプラットフォーマーになりうる可能性があること、世界ではボリュームゾーンのミレニアム世代が高齢化の日本では注目されていないこと、欧州ではデジタル戦略に並んでデザインドリブンイノベーションという手法が重要施策になっていることなど、新知識も得られた。

著者はEV化に信頼を寄せているが、この点だけは違和感あり。
モビリティというサービスに於いて駆動システムは内燃機関でもEVでも大きな違いはない。

私は、その社会が選択するエネルギーシステム全体で決まることと考える。
日本では原子力が挫折し、再生可能エネルギーも突破力がないため、EV化には否定的な論調になる。
中国や欧州がEV化するかも、中国・欧州のエネルギー政策全体の動きをで決まるので、現時点でEVが当確とは言えない。
ただし、絶対数としてのEVは増えるので、そのバランスが重要。

電池投資ついては、著者は中国は量で圧倒してから質を上げる戦略と喝破している。
投資合戦で勝てないなら、撤退スべきというのが提言。

私の意見としては、日本企業はTVパネルの投資合戦に敗北した経験から、量の追求には踏み出せないだろうから、電池という物の勝負からは降りるほうが良いだろうと考える。
前述のように、日本企業はEV時代に確信を持っていないので、なおさら投資はできない。
早急にサービスやエコシステムの側に舵を切るべきだろう。

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