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2013年3月31日 (日)

「日本国憲法」廃棄論

「日本国憲法」廃棄論― まがいものでない立憲君主制のために
兵頭二十八 著
草思社 1,680円(本体1,600円)
ISBN 978-4-7942-1965-7

ずいぶんと物騒なタイトルですが、内容はというと、日本国憲法が制定された時代の国際政治の潮流や政治思想、日本国憲法の制定過程を丹念に検証したものです。
もちろんタイトル通り、著者の主張は日本国憲法は廃棄して、立憲君主制を謳った憲法を策定すべきだ、というものですので、十分物騒です。(^_^;

しかしながら、著者の魅力は、その過激な主張というより、博覧強記などな読書経験を活かした、うんちく話にあります。

日本国憲法が米国に「押しつけ」られる前に、米国はハイチやフィリピン(事実上の米国植民地)で同じ事をやっていた、というような知見は、結構新鮮でした。

政治思想では、SF作家のH・G・ウェルズに着目して、世界政府による一元統治という「理想」に欧州がとりつかれていく姿を描いているのも面白いと感じました。

立憲君主制が理想かどうかは分かりませんが、太平洋戦争史の理解を深める一助になるかと思います。

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